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おうちでの歯磨きケア🏠

人間同様、わんちゃんもおうちでの歯磨きがとても大切です。

わんちゃんの歯垢はそもそも食後おおよそ24時間以内にできます。顕微鏡学的には数時間です。その歯垢が歯石へと変化するのはわんちゃんではおおよそ3日~5日のうちです。※人間の場合は25日程度です。わんちゃんの方が人間よりずっと早く歯石になります。

まだ歯垢のうちであれば、歯磨きやマウスウォッシュでも充分に落とせるので、歯石になる前にケアしてあげることが大切です。

歯石になるまでのサイクルを考えると1日1回は歯磨きケアをしてあげると良いでしょう。

わんちゃんには、いつまでも健康で長生きをしてほしいですよね。

歯の健康は体全体の健康にもつながります。わんちゃんの健康を守るためにも毎日しっかり歯磨きケアをしてあげましょう‼

歯周病の症状:口が臭くなる・歯茎の出血・歯のぐらつき・歯茎が赤くなる  

≫重症化≫食欲の減退・嘔吐・最悪の場合臓器へのダメージも‼

☞わんちゃんと生活する上で、悩みの種になる”口臭”は、歯周病からきています

もしおうちの子で、少しでもお口のニオイが気になるようであれば歯周病になっているのです。本来、歯周病のないお口であれば無臭なのです。

歯周病はわんちゃんにとって大きなストレスになります。また、重症化すると心疾患・脳血管疾患・糖尿病など様々な疾患に関連していることがわかっているため、全身に悪影響を及ぼすことも懸念されます。

このように歯周病は放っておくとかなり危険です。

しかし、歯周病は飼い主である皆さんが予防できる疾患です。

ですから、予防・早期発見・治療・メンテナンスがとても重要になります。

わんちゃんが歯磨きを嫌がる場合や、上手に磨けているか不安な方は一度病院で受診されると良いと思います。

飼い主さまが愛情こめてケアをしてあげてください🌺

Q. 歯磨きをいつからスタートすれがいいの?

A. 早ければ早い方がいいです!人間の乳児でも乳歯のうちから歯磨きをスタートしますよね?わんちゃんも同じでその頃から歯磨きを習慣づけておいた方が成長してからのケアも行いやすくなります。

★ポイント★

デンタルケアをするのにあたり、まず初めに注意したいのがいきなり歯ブラシを使わないこと。

歯ブラシをお口の中にいきなり突っ込まれることは、わんちゃんにとっては恐怖でしかないのです。わんちゃんは賢い生き物なので一度恐怖を覚えてしまうとトラウマになってしまい、今後歯磨きをさせてもらえなくなります。なので、段階をしっかりふんで歯磨きは楽しいものだと認識させることが大切です。

★歯磨きのやり方・コツ★

1stステップ*

⇨初めて歯磨きをする練習する日は、必ず特別なオヤツを準備しましょう。美味しいフレーバーの歯磨きペーストなどもあれば◎

初日は自分の指に美味しい歯磨きペーストやデンタルジェルをつけてわんちゃんに舐めさせてあげてください。そこで警戒心のないようであれば指で歯や歯茎をさわってみましょう。お口を開けられることや指で歯や歯茎を触られることに対しての抵抗感がなくなれば次のステップへ〇何日、何週間かかっても大丈夫ですから焦らずに(*´ω`*)

2ndステップ*

⇨ここで歯ブラシ登場です。歯ブラシはわんちゃん用のが多数市販されているので飼い主さんが使いやすいものや、わんちゃんが嫌がらないでお口に入れさせてくれるものを選んで使うと良いと思います。

歯ブラシに1stステップで使用した歯磨きペーストやデンタルジェルをつけてできる範囲で(1本でも2本でも)優しい力で磨きます。ここでお利口さんに頑張ってくれたら、ご褒美にオヤツをあげましょう。

※歯磨きせっかくしたのにオヤツあげるとまた歯垢の原因になるのでは?と心配に思うかもしれません、がわんちゃんに『歯磨きって楽しいものなんだ(*´ω`*)』と思ってもらうためにやることなので問題ないのです。ここでは歯ブラシに慣れてもらうことが最優先です。歯ブラシに抵抗感がなくなれば次のステップへ〇

3rdステップ*

⇨人が自分の歯を磨くイメージでわんちゃんも歯と歯茎の間の歯周ポケットの汚れをしっかり落としてあげましょう。

わんちゃんがリラックスしてできそうなスタイルを探して行うのもコツです。

小型犬~中型犬であれば、床やソファなどに飼い主さんは座って、脚の上にわんちゃんを仰向けに寝かせてやるとやりやすいかもしれません。人手があればナデナデしてもらったりすると尚、いいと思います。ほかには、後ろ側から抱き込むような形で自分の歯磨きをするのと同じ方向から行うのも1つの歯磨きスタイルです。このスタイルは中型犬~大型犬に適していると思います。自分たちにあう歯磨きスタイルを見つけましょう!

歯磨きイヤイヤッなわんちゃんには?

①ガーゼ・マウススプレーを活用する

②デンタルシートを活用する

③軍手にデンタルジェルをつけて歯を擦る

④歯磨きガムを活用する

≫一番導入しやすいです。

歯磨きガムとして知られている「グリニーズ」というデンタルケアのオヤツがオススメです✿

⑤わんちゃんが少し疲れたタイミングに行う

ただし①~④は、歯ブラシのように歯周ポケットの汚れを除去できるわけではないのと、しっかりすべての歯をケアできるわけではありません。

歯ブラシを使っての歯磨きがベストですが、わんちゃんに合わせて歯のケアを少しでも楽しく続けられる方法を見つけてあげましょう。無理せずできる範囲で大丈夫です。わんちゃんとのコミュニケーションの一環として時間をつくって、ゆっくりゆっくりできるようになってくださいね♥

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